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【声なき声に耳を傾ける】

声なき声に耳を傾ける

【声なき声に耳を傾ける】

最近声がしっかり出るようになって親戚の方やお世話になった人達にお電話が出来るようになったSさん。

自分の思っていること、感じていること、不安や悩みなども話してくれるようになり、職員一同喜んでいる。
そしてその中には要望(苦情)もあった。

「おしっこおしっこってあんまり言わないで。わたし恥ずかしいでしょ。
ご飯の時もそうだよ、あんなに大きい声で言わなくたって聞こえるんだから」

「こっちに来たらみんなに見られてどうするの。注目浴びちゃうでしょ…
あっちにもトイレあるのにこっちじゃなきゃダメなの?みんなに見えるでしょ?」と

ごもっとも。
とっても大切な事だが知らず知らずに私たちに抜け落ちてしまった感覚。

羞恥心への配慮に欠けていたこと謝罪すると「そうだよ」と大きく頷いている。

Sさんはしっかり声を出せるようになったからその思いを伝えて下さった。
1度声を、言葉を失った方が再び取り戻せる事は決して簡単な事ではない。
だからこそその声を聞ける事は私達にとって大きな学びだ。
しかし声を出せない方は、、、

声なき声にしっかりと耳を傾けていかなくては「その人らしさ」を守ることは出来ないということを改めて教えて頂いたような気がする。

その人らしさを取り戻すチャレンジ❸

【その人らしさを取り戻すチャレンジ❸】

昨年から取り組んでいるチャレンジ。
Sさんの声量は日に日にアップしてきた。
話し方や話す内容もかつてのSさんを彷彿させるほど。

今日は札幌の姪っ子さん夫婦にTEL。
新年の挨拶が出来ればよいかと思ったら、
感極まり涙しながらではあったが、はっきりと会話が出来ていて、職員一同驚愕した。

姪っ子さんは
「最近(自分の)まわりで不幸が続き、全然いいニュースがなかったけど、今日はおばちゃんとこんなに話が出来るなんて夢みたいです!ありがとうございました!」と大喜びだった。
「暖かくなったら必ず会いに行きます!」と嬉しい約束も取り付けたので、Sさんとは「それまでにもっと元気になろう!」と気持ちを一つにした。
また一つ頑張る理由が出来た!

「その人らしさを取り戻すチャレンジ」。
昔みたいに元気いっぱい大好きなお話をしているSさんの姿が見られる日はきっとくる!
自分達の取り組みが間違いではないと背中を押してくれているようでとっても嬉しかった。

支援者の意識

【支援者の意識】

取り組みはまだまだ途中だが、少しずつ変化を感じている。

「少しでも食べて欲しい」という支援者の思いが結果的に本人の意向に背くことになってしまっていたのかもしれない。
「食べて欲しい」の呪縛を解き放ち、原点に立ち返って、「本人の食べたい時」に「食べたい物」を「食べたい分だけ」食べてもらおうという意識が本人にも伝わっているのかもしれない。

変わったのは本人ではなく、私たち支援者の意識。

生活全般において、本人の過ごし方を考え直した。
離床のタイミング、離床時の声の掛け方、余暇の過ごし方。
本人の意向を最大限尊重して、決して支援者の都合で行わないように意識した。

食べる物も「今日はこれ」ではなく、献立が好みでなければ市販の食品も使って自己選択が出来るようにした。

そしていつもは「もう少し食べて欲しい」と口をつぐんだ後にも「最後にもう一口」とスプーンを運んでいたが今は「いらない」という意思を尊重して切り上げるようにした。

取り組み後、心なしか表情も穏やかになったような気がする。
そしてまだ数日ではあるが食事量も水分も増えている。

まだまだ取り組みの途中なので一喜一憂は出来ないが、私達はこの取り組みからまた一つ大きな学びを得ることになるかもしれない。

今日は七草粥を作ってみんなで食べた。とても美味しく、優しい味だった。

食べる事を楽しんで欲しい

【食べる事を楽しんで欲しい】

食べる事が嫌にならないように。
少しでも食事を楽しんでもらいたい。

そんな思いから今日はおもいっきって発想を変えてみた。
昼食は「赤いきつね」と「りんご味の栄養サポート飲料」。

数種類から自分の目で見て選んでもらい決定した。
お湯を入れるところから一緒に行う。
いつもは食べやすい器を使用するところ、あえてそのままの容器で。
少しだけトロミをつけてみたがいつものように刻まずに提供する。

摂取量にはこだわらず、この昼食時間が嫌にならないことを大切にしたが結果としてそれなりの量を食べて下さり、いつもより意欲的にも見えた。

食べる環境を整えるために、食事姿勢や食事の内容、トロミの付け方や食事介助の方法は何度も検討してきた。
それは
「食べて欲しい」という思いが時として呪縛となってしまうこともあるのかもしれない。
私たちの考え方や家族の思いなども含めてもっと広範囲で、あらゆる角度から環境を整えていく必要があるのかもしれない。

何物にも代えがたい魅力

【何物にも代えがたい魅力】

らしさ七重浜、末広がりの28日にお正月飾りをした。
今年のしめ縄は手作り。
らしさのおじいちゃんおばあちゃん達が一生懸命作ってくれたしめ縄はきっと縁起が良いはず。

年末、全国各地で猛威を振るうインフルエンザ。
らしさも例外ではなく、職員や家族にちょこちょこと感染者が出てき始めてきた。

職員達は勤務変更をしたり、日によっては少ない人員で頑張ってくれたり。
お互いカバーし合って何とか乗り越えようとしてくれている。

らしさはそんな頼もしい職員達に支えられているんだなぁと実感。

世の中はお正月。
「最大9連休」という言葉を聞くと羨ましくてしょうがない笑

勿論らしさは年中無休のため、お正月休みなどはないのだが、この時期になると利用者やご家族から「らしささんのおかげで、、、助かってます!」と有り難い言葉を掛けて頂く機会が増える。
励みになるし、自分達のやっていることが、誰かの役に立っていると実感できるのは本当に有難い。

介護人材不足が叫ばれる昨今。
「介護」は大変な事も多いが「何物にも代えがたい魅力」もあることも1人でも多くの人に知って欲しい。

【今年の漢字】

「今年の漢字」

毎年12月12日の「いい字一字」の日に発表される「今年の漢字」。
それを真似てらしさでも毎年利用者、職員にアンケートを取り、忘年会の日に発表するのが恒例となっている。
今年も様々な漢字が候補にあがったが、最終的に「命」が選ばれた。

実は「命」は自分も選んだ字だった。
なぜなら年末に大切な人を失ったのだ。
本当はまだまだ生き続けなければならない人だった、、、
信じられず、悪い夢であって欲しいと願った。

10月らしさで看取りを行った。
その最期は自分らしく、まさに「生ききった」と言える。

「人生を全うした命」と「本当はまだ失ってはいけなかった命」。
全くことなる命を見つめた1年となった。

この1年は絶対に忘れられない。
忘れてはいけない。

これからも真摯に命に向き合って生きていきたい。

【働きやすく働きがいのある職場づくり】

【働きやすく働きがいのある職場づくり】

今年度「働きやすく・働きがいのある職場づくり」と題して事業所内研修を開催した。
グループワークのテーマは「自分達の働く職場がより良くなるためにどうすれば良いか?」。
意見の一つにあがったのは「飲みにニケーョン」。
コロナ渦以降しばらく開催していなかったがこのたび久しぶりにやってみた!
さらに今年はいつも職員ばりに活躍してくれているT・Kさんも誘って。

会場は地域密着で七重浜の「居酒屋むっ茶ん」。
店長が自らの手で蠣小屋を建てられたようで、新鮮な蠣が食べられるお店。

5年振りの飲みニケーションの感想は「やっぱりいい」の一言!
「若者の宴会離れ」が騒がれているがらしさは違うらしい。
一番の若者が一番飲んでいた笑(たくましい限り!)

飲み会でないと深められない絆もある。(昭和人間の考え方笑)
働きやすい職場は自然発生的には出来ず、自分達の手で作っていくしかない。
みんなで力を合わせて、働きやすく・働きがいのある職場を作っていきたい。

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