昨年の秋、らしさでお看取りしていた様子を見て、「私もやっぱりあんな風に逝きたいね。」と言っていた。
「らしさのみんながいて、賑やかな中看取られたい。今から言っておくね。」と約束した。
いつも前向きで、何事も「やってみよう!」とチャレンジする姿が印象的。
年末から入院となった。
基礎疾患があって、高齢で、回復は容易ではないという。
担当医からの病状説明や退院サポート室からの情報提供を総合的に判断すると、らしさに戻ってくることは不可能ではないのでは!?
過ごし慣れた環境の方が良い面もあるかも。
幸い今であれば状態も落ち着いており、戻るには悪くないタイミングだという。
あの時交わした約束を確認にいく。
どんな風に伝えるか、、、
希望の灯を絶やさぬよう、でも判断するにはある程度の正しい情報も必要ではないか。
知る権利もあるし。
悩みに悩んで、いざ本人に伝える。
それを聞いた本人。
しばらく悩んだ結果、「このまま(病院)がいい。安心だから」と。
悩んだ末に出してくれた大切な大切な意思。
ちゃんと本人の口から聞けて良かった。
今日改めて大切だと感じたことは
「思い(気持ち)は常に揺れ動くもの。」
だからこそ、場面場面で丁寧に「意思」をしなければならないという事。
そして「揺れる思いに寄り添い、伴走する」事。
入院していても、自分達に出来事はきっとある。
自分達に出来ることを考えようとみんなに伝えた。
職員はさっそく、亡きご主人の月命日のお供えを本人に代わって行ってくれた。ありがたい。
次面会に行ったらちゃんと伝えてこなくちゃ。
絶対喜んでくれる。